障害界に現れたニューヒーロー。ニシノデイジーが平地・障害重賞両制覇(第145回中山大障害)

 12月24日、中山競馬場で行われた第145回中山大障害(J・GⅠ)は、当協会会員、西山茂行氏のニシノデイジー(牡6歳、美浦・高木登厩舎、五十嵐雄祐騎手)が2周目3コーナーで先頭に立ち、後続を引き離しました。障害・芝4,100m(良馬場)の勝ちタイムは4分45秒9。障害通算成績は4戦2勝、J・GⅠレースは初勝利。JRA重賞レースは2018年札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳Sに続き、通算3勝目になります。
初めての大竹柵も難なく克服。平地重賞2勝馬のニシノデイジーが障害重賞初挑戦で中山大障害を制覇
初めての大竹柵も難なく克服。平地重賞2勝馬のニシノデイジーが障害重賞初挑戦で中山大障害を制覇
〈優勝馬プロフィール〉
ニシノデイジー(牡6歳)
馬 主:西山茂行氏
調教師:高木登(美浦)
騎 手:五十嵐雄祐
生産者:谷川牧場(浦河町)
父・ハービンジャー 母・ニシノヒナギク
通算成績:24戦5勝(うち障害4戦2勝)
通算獲得賞金:207,464,000円(うち障害82,969,000円)

〈レーストピックス〉
・ニシノデイジーは、本レースは初挑戦で初勝利。J・GⅠレースは初挑戦で初勝利。JRA重賞レースは、2018年東京スポーツ杯2歳S以来の勝利で本年初勝利、通算3勝目。JRA平地重賞レース優勝馬がJ・GⅠレースを制したのは、ジャンプグレードを導入した1999年以降では1999年ゴッドスピード(中山大障害)以来23年ぶり2頭目。
・西山茂行氏は、本レースは延べ3頭目の出走で初勝利。J・GⅠレースは初出走で初勝利。JRA重賞レースは2018年東京スポーツ杯2歳S(ニシノデイジー)以来の勝利で本年初勝利、通算9勝目。
・高木登調教師は、本レースは管理馬2頭目の出走で初勝利。J・GⅠレースは管理馬延べ3頭目の出走で初勝利。JRA重賞レースは2019年アンタレスS(アナザートゥルース)以来の勝利で本年初勝利、通算8勝目。
・五十嵐雄祐騎手は、本レースは2013年(アポロマーベリック)以来の勝利で通算2勝目。J・GⅠレースは2014年中山グランドジャンプ(アポロマーベリック)以来の勝利で本年初勝利、通算3勝目。JRA重賞レースは2021年東京ハイジャンプ(ラヴアンドポップ)以来の勝利で本年初勝利、通算9勝目。
・ハービンジャー産駒は、本レースは産駒2頭目の出走で初勝利。J・GⅠレースは産駒2頭目の出走で初勝利。JRA重賞レースは東京ジャンプS(ケイティクレバー)以来の勝利で本年4勝目、通算32勝目。