石神深一騎手が障害重賞完全制覇。偉業達成のパートナーはアサクサゲンキ(第24回小倉サマージャンプ)

 8月27日、小倉競馬場で行われた第24回小倉サマージャンプ(J・GⅢ)は、当協会会員、田原慶子氏のアサクサゲンキ(騸7歳、栗東・音無秀孝厩舎、石神深一騎手)がゴール直前内から差し切り、連覇を達成しました。障害・芝3,390m(良馬場)の勝ちタイムは3分43秒2。通算成績は33戦7勝(うち障害18戦5勝)、JRA重賞レースは2017年小倉2歳S、2021年小倉サマージャンプに続き3勝目になります。
4番手から内を狙ってクビ差抜け出したアサクサゲンキ。小倉コースは障害5戦4勝・平地4戦2勝と抜群の成績だ
4番手から内を狙ってクビ差抜け出したアサクサゲンキ。小倉コースは障害5戦4勝・平地4戦2勝と抜群の成績だ
〈優勝馬プロフィール〉
アサクサゲンキ(騸7歳)
馬 主:田原慶子氏
調教師:音無秀孝(栗東)
騎 手:石神深一
生産者:Alexander-Groves-Matz,LLC.(米)
父・Stormy Atlantic 母・Amelia
JRA成績:33戦7勝(うち障害18戦5勝)
JRA総獲得賞金:211,951,000円(うち障害128,526,000円)

〈レーストピックス〉
・アサクサゲンキは、本レースは2021年に続く勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは2021年小倉サマージャンプ以来の勝利で本年初勝利、通算3勝目。
・田原慶子氏は、本レースは2021年(アサクサゲンキ)に続く勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは2021年小倉サマージャンプ(アサクサゲンキ)以来の勝利で本年初勝利、通算7勝目。
・音無秀孝調教師は、本レースは2021年(アサクサゲンキ)に続く勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは2021年スプリンターズS(ピクシーナイト)以来の勝利で本年初勝利、通算84勝目。
・石神深一騎手は、本レースは5回目の騎乗で初勝利。JRA重賞レースは京都ハイジャンプ(タガノエスプレッソ)以来の勝利で本年3勝目、通算23勝目。石神深一騎手はこの勝利で、現在障害重賞が実施されている6競馬場すべてで勝利したこととなり、障害重賞全場制覇を達成した。これは新潟・小倉競馬場で障害重賞が実施されるようになった1999年以降、高田潤騎手、森一馬騎手に次いで3年目の記録(石神深一騎手は開催場の変更により中京で実施された障害重賞でも勝利を挙げており、“7場障害重賞制覇”になる)。
 また、石神深一騎手はJRAで現在実施されている障害重賞をすべて勝利したこととなり、JRA障害重賞完全制覇を達成した。これは史上初めての記録。
・Stormy Atlantic産駒は、本レースは2021年(アサクサゲンキ)に続く勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは2021年小倉サマージャンプ(アサクサゲンキ)以来の勝利で本年初勝利、通算3勝目。