距離短縮が奏功。偉大な姉に続き、ママコチャもGⅠ奪取(第57回スプリンターズS)

 10月1日、中山競馬場で行われた第57回スプリンターズS(GⅠ)は、当協会会員、金子真人ホールディングス(株)のママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎、川田将雅騎手)が好スタートから早めに進出して、マッドクールとの接戦を制した。芝1,200m(良馬場)の勝ちタイムは1分8秒0。通算成績は13戦6勝、重賞レースは初勝利になります。
前走、初の1200m(北九州記念)で2着と好走。初挑戦のGⅠでも流れに乗って、マッドクールの強襲をハナ差抑えた
前走、初の1200m(北九州記念)で2着と好走。初挑戦のGⅠでも流れに乗って、マッドクールの強襲をハナ差抑えた
〈優勝馬プロフィール〉
ママコチャ(牝4歳)
馬 主:金子真人ホールディングス(株)
調教師:池江泰寿(栗東)
騎 手:川田将雅
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・クロフネ 母・ブチコ
JRA成績:13戦6勝
JRA総獲得賞金:284,449,000円

〈レーストピックス〉
・ママコチャは、本レースは初挑戦で初勝利。JRA・GⅠレースも初挑戦で初勝利。JRA重賞レースは5回目の挑戦で初勝利。同馬は父クロフネ、母ブチコという血統で、ソダシ(阪神JF、桜花賞、ヴィクトリアマイル)に続く全きょうだいでのJRA・GⅠ勝利となった。
・金子真人ホールディングス(株)は、本レースは1999年(ブラックホーク)以来の勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースは2022年ヴィクトリアマイル(ソダシ)以来の勝利で本年初勝利、通算33勝目。JRA重賞レースは鳴尾記念(ボッケリーニ)以来の勝利で本年3勝目、通算112勝目(金子真人氏名義を含む)。
・池江泰寿調教師は、本レースは2022年(ジャンダルム)に続く勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースは2022年スプリンターズS(ジャンダルム)以来の勝利で本年初勝利、通算22勝目。JRA重賞レースは京成杯オータムH(ソウルラッシュ)以来の勝利で本年4勝目、通算93勝目。
・川田将雅騎手は、本レースは2018年(ファインニードル)以来の勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースはオークス(リバティアイランド)以来の勝利で本年3勝目、通算24勝目。JRA重賞レースは前週の神戸新聞杯(サトノグランツ)に続く勝利で本年12勝目、通算128勝目。
・クロフネ産駒は、本レースは2011年(カレンチャン)以来の勝利で通算3勝目。JRA・GⅠレースは2022年ヴィクトリアマイル(ソダシ)以来の勝利で本年初勝利、通算11勝目(他にJ・GⅠを2勝)。JRA重賞レースは2022年小倉記念(マリアエレーナ)以来の勝利で本年初勝利、通算51勝目。なお、この勝利で2005年から19年連続のJRA重賞レース勝利となった。種牡馬の19年連続JRA重賞レース勝利はパーソロン(1969~1987年)に並ぶ史上1位タイ記録。