第85回日本ダービーはワグネリアン。金子真人ホールディングス(株)は4度目の制覇、福永祐一騎手は悲願の初勝利

 5月27日、東京競馬場で行われた第85回日本ダービー(GⅠ)は、当協会会員、金子真人ホールディングス株式会社のワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、福永祐一騎手)が6番手から差し切りました。金子真人ホールディングス株式会社は馬主として最多勝となる日本ダービー4度目の制覇、友道康夫調教師は2度目、福永祐一騎手は初勝利。ワグネリアンの勝ちタイムは2分23秒6、通算成績は6戦4勝になります。
逃げた皐月賞馬エポカドーロ(帽色・緑)を残り50㍍でとらえたワグネリアン(帽色・桃)
逃げた皐月賞馬エポカドーロ(帽色・緑)を残り50㍍でとらえたワグネリアン(帽色・桃)
〈優勝馬プロフィール〉
ワグネリアン(牡3歳)
馬 主:金子真人ホールディングス(株)
調教師:友道康夫(栗東)
騎 手:福永祐一
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ディープインパクト 母・ミスアンコール
JRA成績:6戦4勝
JRA獲得賞金:3億614万1,000円

〈レーストピックス〉
・ワグネリアンは2回目の出走でJRAGⅠ初制覇(前回は皐月賞7着)。JRA重賞は2017年東京スポーツ杯2歳S以来の勝利で、通算2勝目。
・金子真人ホールディングス株式会社は2016年日本ダービー(マカヒキ)以来のJRAGⅠ勝利で、通算27勝目(金子真人氏名義を含む)。日本ダービーは2004年(キングカメハメハ)、2005年(ディープインパクト)、2016年(マカヒキ)に続く勝利で、通算4勝目。馬主の日本ダービー4勝は(有)サンデーレーシング(3勝)を超える最多勝。JRA重賞は2017年東京スポーツ杯2歳S(ワグネリアン)以来の勝利。
・友道康夫調教師は2017年ジャパンC(シュヴァルグラン)以来のJRAGⅠ勝利で、通算9勝目。日本ダービーは2016年(マカヒキ)以来の勝利で、通算2勝目。JRA重賞は2017年ジャパンC(シュヴァルグラン)以来の勝利。なお、この勝利で2013年から6年連続のJRAGⅠ勝利、2011年から8年連続のJRA重賞勝利を達成。
・福永祐一騎手は2016年秋華賞(ヴィブロス)以来のJRAGⅠ勝利で、通算21勝目。日本ダービーは2007年(アサクサキングス)、2013年(エピファネイア)の2着を含む19度目の挑戦で初勝利。これは柴田政人元騎手と並ぶ日本ダービー初勝利までの最多騎乗記録。この勝利でクラシック競走完全制覇まで皐月賞を残すのみとなった。JRA重賞はマイラーズC(サングレーザー)に続く勝利で本年3勝目。
・ノーザンファームはオークス(アーモンドアイ)に続く2週連続のJRAGⅠ勝利で本年5勝目、通算117勝目。日本ダービーは2015年(ドゥラメンテ)、2016年(マカヒキ)、2017年(レイデオロ)に続く4年連続の勝利で、通算9勝目。生産牧場の日本ダービー9勝は最多勝。2位は6勝で社台ファーム、下総御料牧場、小岩井農場。また、同一クラシック4連覇は史上初。JRA重賞はオークス(アーモンドアイ)に続く2週連続の勝利で本年20勝目。
・ディープインパクト産駒はヴィクトリアマイル(ジュールポレール)に続くJRAGⅠ勝利で本年3勝目、通算43勝目。日本ダービーは2016年(マカヒキ)以来の勝利で、通算4勝目。JRA重賞はヴィクトリアマイル(ジュールポレール)に続く勝利で本年10勝目。
・関西馬は2016年(マカヒキ)以来の勝利で、通算成績は関東馬45勝、関西馬40勝。過去10年は関東馬3勝、関西馬7勝。
・中京デビューの日本ダービー馬はオペックホース(1980年)、トウカイテイオー(1991年)、ミホノブルボン(1992年)に続く26年ぶり4頭目。
・馬番⑰の日本ダービー馬はバンブーアトラス(1982年)、ナリタブライアン(1994年)に続く24年ぶり3頭目。
・8枠馬の勝利は1997年(サニーブライアン)以来21年ぶり。なお、枠連⑥-⑧はレース史上初めて。
・払戻金のワイド⑦-⑰3万4,420円、3連複⑦-⑫-⑰52万1,600円、3連単⑰-⑫-⑦285万6,300円は日本ダービーの各式別最高払戻金額を更新。