復調の兆し。ダイアトニックが得意の1400m戦で1年9カ月ぶりの勝利(第66回阪急杯)

 2月27日、阪神競馬場で行われた第66回阪急杯(GⅢ)は、当協会会員、(有)シルクレーシングのダイアトニック(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎、岩田康誠騎手)が3番手の内から抜け出しました。芝1,400m(良馬場)の勝ちタイムは1分19秒9。通算成績は21戦8勝、重賞レースは2019年スワンS、2020年函館スプリントSに続き3勝目になります。
芝1400mの通算成績は8戦6勝2着1回3着1回と複勝率100%。ダイアトニックが最も得意な距離だ
芝1400mの通算成績は8戦6勝2着1回3着1回と複勝率100%。ダイアトニックが最も得意な距離だ
〈優勝馬プロフィール〉
ダイアトニック(牡7歳)
馬 主:(有)シルクレーシング
調教師:安田隆行(栗東)
騎 手:岩田康誠
生産者:酒井牧場(浦河町)
父・ロードカナロア 母・トゥハーモニー
JRA成績:21戦8勝
JRA獲得賞金:305,886,000円

〈レーストピックス〉
・ダイアトニックは、本レースは2回目の挑戦で初勝利。JRA重賞レースは2020年函館スプリントS以来の勝利で本年初勝利、通算3勝目。
・(有)シルクレーシングは、本レースは延べ5頭目の出走で初勝利。JRA重賞レースは前週の小倉大賞典(アリーヴォ)に続く勝利で本年2勝目、通算81勝目(シルク・有限会社シルク名義を含む)。
・安田隆行調教師は、本レースは2013年(ロードカナロア)以来の勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは中山金杯(レッドガラン)以来の勝利で本年2勝目、通算51勝目。
・岩田康誠騎手は、本レースは2013年(ロードカナロア)以来の勝利で通算3勝目。JRA重賞レースは根岸S(テイエムサウスダン)以来の勝利で本年2勝目、通算102勝目。
・ロードカナロア産駒は、本レースは本年の2頭を含む産駒延べ7頭の出走で初勝利。JRA重賞レースはアメリカジョッキークラブC(キングオブコージ)以来の勝利で本年3勝目、通算47勝目。また、ダイアトニックの父ロードカナロアは2013年に本レースを制しており、グレード制を導入した1984年以降では、2012年マジンプロスパー(父アドマイヤコジーン)以来、本レースでは2組目の父子によるJRA同一重賞制覇を達成した。