史上初の快挙。アーモンドアイが芝GⅠレース8勝目(第162回天皇賞(秋))

 11月1日、東京競馬場で行われた第162回天皇賞(秋)(GⅠ)は、当協会会員、(有)シルクレーシングのアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎、C.ルメール騎手)が好スタートから4番手に控え、最後の直線で堂々と抜け出しました。芝2,000m(良馬場)の勝ちタイムは1分57秒8。通算成績は14戦10勝(うち海外1戦1勝)、GⅠレースは2018年桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンC、2019年ドバイターフ(UAE)、天皇賞(秋)、2020年ヴィクトリアマイルに次ぎ8勝目となります。
獲得賞金ランキングではキタサンブラック、テイエムオペラオー、ジェンティルドンナに次ぐ歴代4位となった
獲得賞金ランキングではキタサンブラック、テイエムオペラオー、ジェンティルドンナに次ぐ歴代4位となった
〈優勝馬プロフィール〉
アーモンドアイ(牝5歳)
馬 主:(有)シルクレーシング
調教師:国枝栄(美浦)
騎 手:C.ルメール
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ロードカナロア 母・フサイチパンドラ
通算成績:14戦10勝(うち海外1戦1勝)
通算獲得賞金:1,612,029,900円(うち海外395,700,900円)

〈レーストピックス〉
・アーモンドアイは、本レースは2019年に続く2年連続の勝利で通算2勝目。本レース2勝および連覇はシンボリクリスエス(2002・2003年)以来17年ぶり史上2頭目。GⅠレースはヴィクトリアマイル以来の勝利で本年2勝目、通算8勝目。GⅠレース8勝は、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラックの7勝を上回り、史上初の記録(海外レースを含む)。
・(有)シルクレーシングは、本レースは2019年(アーモンドアイ)に続く2年連続の勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースはヴィクトリアマイル(アーモンドアイ)以来の勝利で本年3勝目、通算15勝目。JRA重賞レースは府中牝馬S(サラキア)以来の勝利で本年12勝目、通算67勝目(シルク・有限会社シルク名義を含む)。
・国枝栄調教師は、本レースは2019年(アーモンドアイ)に続く2年連続の勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースはヴィクトリアマイル(アーモンドアイ)以来の勝利で本年2勝目、通算18勝目。JRA重賞レースはヴィクトリアマイル(アーモンドアイ)以来の勝利で本年3勝目、通算53勝目。
・C.ルメール騎手は、本レースは2018年(レイデオロ)、2019年(アーモンドアイ)に続く3年連続の勝利で通算3勝目。騎手の本レース3連覇は保田隆芳元騎手(1949~1951年)以来69年ぶり、史上2人目の記録。またC.ルメール騎手は2018年秋から天皇賞5連勝となった。これは自身の記録を更新する歴代最多記録。JRA・GⅠレースはスプリンターズS(グランアレグリア)以来の勝利で本年5勝目、通算32勝目。JRA重賞レースは毎日王冠(サリオス)以来の勝利で本年12勝目、通算102勝目。
・ロードカナロア産駒は、本レースは2019年(アーモンドアイ)に続く2年連続の勝利で通算2勝目。JRA・GⅠレースはヴィクトリアマイル(アーモンドアイ)以来の勝利で本年2勝目、通算10勝目。JRA重賞レースは京成杯AH(トロワゼトワル)以来の勝利で本年11勝目、通算33勝目。