末脚強烈。クラシックが待ち遠しいサートゥルナーリア(第35回ホープフルS)

 12月28日、中山競馬場で行われた第35回ホープフルS(GⅠ)は、当協会会員、(有)キャロットファームのサートゥルナーリア(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎、M.デムーロ騎手)が2番手を進み、直線で馬群を割って抜け出しました。良馬場の勝ちタイムは2分1秒6。通算成績は3戦3勝、重賞初制覇です。
サートゥルナーリアが最後の直線で抜け出し、アドマイヤジャスタに1馬身半の差をつけた
サートゥルナーリアが最後の直線で抜け出し、アドマイヤジャスタに1馬身半の差をつけた
〈優勝馬プロフィール〉
サートゥルナーリア(牡2歳)
馬 主:(有)キャロットファーム
調教師:中竹和也(栗東)
騎 手:M.デムーロ
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ロードカナロア 母・シーザリオ
JRA成績:3戦3勝
JRA獲得賞金:9,414万1,000円

〈レーストピックス〉
・(有)キャロットファームはエリザベス女王杯(リスグラシュー)に続くJRAGⅠ勝利で、本年3勝目、通算20勝目。ホープフルSは2016年(レイデオロ)以来の勝利で、通算5勝目。JRA重賞は京都2歳S(クラージュゲリエ)に続く勝利で、本年7勝目。
・中竹和也調教師は2009年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来のJRAGⅠ勝利で、通算2勝目。ホープフルSは初勝利。JRA重賞はチャレンジC(エアウインザー)に続き、本年6勝目。
・M.デムーロ騎手は朝日杯フューチュリティS(アドマイヤマーズ)に続くJRAGⅠ勝利で、本年4勝目、通算28勝目。ホープフルSは初勝利。JRA重賞は朝日杯フューチュリティS(アドマイヤマーズ)に続き、本年15勝目。
・ノーザンファームは阪神ジュヴェナイルフィリーズ(ダノンファンタジー)、朝日杯フューチュリティS(アドマイヤマーズ)、有馬記念(ブラストワンピース)に続くJRAGⅠ勝利で、本年16勝目、通算128勝目。なお、JRAGⅠ年間16勝は同牧場が持つ年間記録を更新した(これまでの記録は2017年の11勝)。ホープフルSは2016年(レイデオロ)以来の勝利で、通算10勝目。また、ホープフルSの勝利で、現在JRAで実施している平地・障害のJRAGⅠ完全制覇となった。JRA重賞は有馬記念(ブラストワンピース)に続き、本年49勝目。
・ロードカナロア産駒はジャパンC(アーモンドアイ)に続くJRAGⅠ勝利で、本年6勝目、通算6勝目。ホープフルSは初勝利。JRA重賞は京阪杯(ダノンスマッシュ)に続き、本年12勝目。
・サートゥルナーリアの兄エピファネイアは菊花賞、ジャパンC勝ち馬、兄リオンディーズは朝日杯フューチュリティS勝ち馬だが、3きょうだいによるJRAGⅠ制覇はダンスパートナー・ダンスインザダーク・ダンスインザムード(母ダンシングキイ)、ヴィルシーナ・シュヴァルグラン・ヴィブロス(母ハルーワスウィート)に続き3例目になる。