J.モレイラ騎手に導かれて、リスグラシューが悲願のGⅠ初制覇(第43回エリザベス女王杯)

 11月11日、京都競馬場で行われた第43回エリザベス女王杯(GⅠ)は、当協会会員、(有)キャロットファームのリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎、J.モレイラ騎手)が9番手から差し切りました。良馬場の勝ちタイムは2分13秒1。通算成績は16戦4勝。JRAGⅠは2016年阪神JF、2017年桜花賞、秋華賞、2018年ヴィクトリアマイルと2着が4回ありますが、8度目のGⅠ挑戦で、ついに勝利を収めました。
リスグラシューが9番手から鋭く追い込み、逃げたクロコスミア(黄帽)をクビ差とらえた
リスグラシューが9番手から鋭く追い込み、逃げたクロコスミア(黄帽)をクビ差とらえた
〈優勝馬プロフィール〉
リスグラシュー(牝4歳)
馬 主:(有)キャロットファーム
調教師:矢作芳人(栗東)
騎 手:J.モレイラ
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ハーツクライ 母・リリサイド
JRA成績:16戦4勝
JRA獲得賞金:4億615万3,000円

〈レーストピックス〉
・リスグラシューはJRAGⅠ初勝利。JRA重賞は2016年アルテミスS、2018年東京新聞杯に続き、通算3勝目。
・(有)キャロットファームは天皇賞(秋)(レイデオロ)に続くJRAGⅠ勝利で、本年2勝目、通算19勝目。エリザベス女王杯は2015年(マリアライト)以来、3年ぶり通算2勝目。JRA重賞は天皇賞(秋)(レイデオロ)に続く勝利で、本年5勝目。
・矢作芳人調教師は安田記念(モズアスコット)に続くJRAGⅠ勝利で、本年2勝目、通算5勝目。エリザベス女王杯は初勝利。JRA重賞は新潟ジャンプS(タイセイドリーム)に続き、本年5勝目。
・J.モレイラ騎手はJRAGⅠ初勝利。JRA重賞は毎日王冠(アエロリット)に続き、本年3勝目。
・ノーザンファームは天皇賞(秋)(レイデオロ)に続くJRAGⅠ勝利で、本年10勝目、通算122勝目。エリザベス女王杯は2015年(マリアライト)以来3年ぶりの勝利で、通算7勝目。JRA重賞は前日のデイリー杯2歳S(アドマイヤマーズ)に続き、本年42勝目。
・ハーツクライ産駒は大阪杯(スワーヴリチャード)に続くJRAGⅠ勝利で、本年2勝目、通算8勝目。エリザベス女王杯は初勝利。JRA重賞は富士S(ロジクライ)に続き、本年7勝目。