東西でダービー馬の競演。レイデオロは神戸新聞杯以来1年ぶりの勝利(第64回オールカマー)

 9月23日、中山競馬場で行われた第64回オールカマー(GⅡ)は、当協会会員、(有)キャロットファームのレイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎、C.ルメール騎手)が8番手から差し切りました。良馬場の勝ちタイムは2分11秒2。通算成績は10戦6勝(うち海外1戦0勝)、JRA重賞は2016年ホープフルS、2017年日本ダービー、神戸新聞杯に続き、4回目の勝利になります。
2番手を進んだ皐月賞馬アルアインを、内から鋭く差し切ったレイデオロ
2番手を進んだ皐月賞馬アルアインを、内から鋭く差し切ったレイデオロ
〈優勝馬プロフィール〉
レイデオロ(牡4歳)
馬 主:(有)キャロットファーム
調教師:藤沢和雄(美浦)
騎 手:C.ルメール
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・キングカメハメハ 母・ラドラーダ
JRA成績:9戦6勝
JRA獲得賞金:5億8,277万6,000円

〈レーストピックス〉
・(有)キャロットファームは京王杯スプリングC(ムーンクエイク)に続くJRA重賞勝利で、本年3勝目。オールカマーは2017年(ルージュバック)に続き、2年連続2回目の勝利。
・藤沢和雄調教師は京王杯スプリングC(ムーンクエイク)に続くJRA重賞勝利で、本年4勝目。オールカマーは2001年(エアスマップ)以来、2回目の勝利。
・C.ルメール騎手は先々週の紫苑S(ノームコア)・京成杯オータムH(ミッキーグローリー)、先週のローズS(カンタービレ)に続く3週連続のJRA重賞勝利で、本年12勝目。なお、3週連続重賞勝利は3年連続3回目で、いずれもレイデオロが勝利した際に達成している。過去2回は、2016年(阪神ジュベナイルフィリーズ・ソウルスターリング、ターコイズS・マジックタイム、ホープフルS・レイデオロ/有馬記念・サトノダイヤモンド)、2017年(ヴィクトリアマイル・アドマイヤリード、オークス・ソウルスターリング、日本ダービー・レイデオロ/目黒記念・フェイムゲーム)。オールカマーは初勝利。
・キングカメハメハ産駒は宝塚記念(ミッキーロケット)以来のJRA重賞勝利で、本年7勝目。オールカマーは初勝利。
・同日に阪神競馬場で行われた神戸新聞杯は2018年日本ダービー馬ワグネリアンが優勝したが、異なる世代の日本ダービー馬による同日重賞制覇は史上初めてのこと。
・勝ちタイムの2分11秒2は、2011年アーネストリーのレースレコードに並ぶタイ記録。
・馬連①-⑦490円、馬単⑦-①690円、3連複①-②-⑦490円、3連単⑦-①-②1,640円はオールカマーの式別最低払戻金額。