満開の桜の下で、ヒーズインラブが重賞初挑戦初制覇(第50回ダービー卿CT)

 3月31日、中山競馬場で行われた第50回ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)は、当協会会員、有限会社シルクレーシングのヒーズインラブ(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎、藤岡康太騎手)が後方から馬群を割って勢いよく抜け出し、重賞初制覇を飾りました。勝ちタイムは1分32秒2。前走の武庫川S(阪神・1600万下)に続き2連勝、通算成績は17戦6勝になります。
11番手から鮮やかに差し切り、重賞初制覇を果たしたヒーズインラブ
11番手から鮮やかに差し切り、重賞初制覇を果たしたヒーズインラブ
〈優勝馬プロフィール〉
ヒーズインラブ(牡5歳)
馬 主:有限会社シルクレーシング
調教師:藤岡健一(栗東)
騎 手:藤岡康太
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ハービンジャー 母・シーズインクルーデッド
JRA成績:17戦6勝
JRA獲得賞金:1億3,191万2,000円

〈レーストピックス〉
・有限会社シルクレーシングは毎日杯(ブラストワンピース)に続く2週連続のJRA重賞勝利で、本年JRA重賞5勝目。ダービー卿CTは初勝利。
・藤岡健一調教師は2016年セントウルS(ビッグアーサー)以来のJRA重賞勝利。ダービー卿CTは初勝利。
・藤岡康太騎手は2016年北九州記念(バクシンテイオー)以来のJRA重賞勝利。ダービー卿CTは初勝利。
・ハービンジャー産駒は毎日杯(ブラストワンピース)に続く2週連続のJRA重賞勝利で、本年JRA重賞2勝目。ダービー卿CTは初勝利。
・父・藤岡健一調教師、息子・藤岡康太騎手のコンビでのJRA重賞制覇は初めて。父・藤岡健一調教師と、藤岡康太騎手の兄・藤岡佑介騎手とのコンビではJRA重賞5勝(ワンカラット4勝、アズマサンダース1勝)をあげている。
・ダービー卿CTでは、前走条件戦に出走していた馬が9頭優勝している(グレード制を導入した1984年以降)。1990年ヤマノタンポポ(うずしおS中止)、1991年ナイスパーワー(千葉S5着)、1998年ブラックホーク(ブラッドストーンS1着)、2002年グラスワールド(武庫川S1着)、2007年ピカレスクコート(道頓堀S1着)、2011年ブリッツェン(武庫川S1着)、2013年トウケイヘイロー(武庫川S1着)、2015年モーリス(スピカS1着)、2018年ヒーズインラブ(武庫川S1着)。
・ダービー卿CTを制覇して、その年の安田記念に出走した馬は過去10年で5頭。そのうち2010年ショウワモダン、2015年モーリスの2頭が優勝している。