極上の末脚を披露。ジャスティンパレスが6回目の挑戦で念願のGⅠ初制覇(第167回天皇賞(春))

 4月30日、京都競馬場で行われた第167回天皇賞(春)(GⅠ)は、当協会会員、三木正浩氏のジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、C.ルメール騎手)が8番手から抜け出しました。芝3,200m(稍重馬場)の勝ちタイムは3分16秒1。通算成績は10戦5勝、GⅠレースは初制覇、重賞レースは2022年神戸新聞杯、2023年阪神大賞典に続き3勝目になります。
中団から徐々に進出し、上り3ハロン34秒9の末脚で後続を引き離したジャスティンパレス
中団から徐々に進出し、上り3ハロン34秒9の末脚で後続を引き離したジャスティンパレス
〈優勝馬プロフィール〉
ジャスティンパレス(牡4歳)
馬 主:三木正浩氏
調教師:杉山晴紀(栗東)
騎 手:C.ルメール
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ディープインパクト 母・パレスルーマー
通算成績:10戦5勝
総獲得賞金:434,666,000円

〈レーストピックス〉
・ジャスティンパレスは、JRA・GⅠレースは6回目の挑戦で初勝利。JRA重賞レースは阪神大賞典に続く勝利で本年2勝目、通算3勝目。
・三木正浩氏は、本レースは所有馬初出走で初勝利。JRA・GⅠレースは所有馬延べ12頭目の出走で初勝利。JRA重賞レースは阪神大賞典(ジャスティンパレス)以来の勝利で本年3勝目、通算6勝目。
・杉山晴紀調教師は、本レースは管理馬2頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠレースは2020年秋華賞(デアリングタクト)以来の勝利で本年初勝利、通算5勝目。JRA重賞レースは阪神大賞典(ジャスティンパレス)以来の勝利で本年2勝目、通算15勝目。
なお、杉山晴紀調教師は41歳4カ月7日での天皇賞(春)制覇となった。これはグレード制を導入した1984年以降、堀宣行調教師の42歳5カ月24日を抜く天皇賞(春)歴代最年少記録。
・C.ルメール騎手は、本レースは2020年(フィエールマン)以来の勝利で通算3勝目。JRA・GⅠレースは2022年有馬記念(イクイノックス)以来の勝利で本年初勝利、通算44勝目。JRA重賞レースは前日の青葉賞(スキルヴィング)に続く勝利で本年7勝目、通算136勝目。
・ディープインパクト産駒は、本レースは2021年(ワールドプレミア)以来の勝利で通算4勝目。JRA・GⅠレースは2022年菊花賞(アスクビクターモア)以来の勝利で本年初勝利、通算71勝目(他にJ・GⅠを1勝)。JRA・GⅠ71勝はサンデーサイレンスに並ぶ最多タイ。JRA重賞レースは阪神大賞典(ジャスティンパレス)以来の勝利で本年4勝目、通算285勝目。