洋芝でも切れ味衰えず。馬群を割って鋭く抜け出したテルツェットが重賞2勝目(第69回クイーンS)

 8月1日、函館競馬場で行われた第69回クイーンS(GⅢ)は、当協会会員、(有)シルクレーシングのテルツェット(牝4歳、美浦・和田正一郎厩舎、C.ルメール騎手)が11番手から差し切りました。芝1,800m(良馬場)の勝ちタイムは1分47秒8。通算成績は8戦6勝、重賞レースは2021年ダービー卿CTに次ぐ2勝目になります。
先に抜け出した1番人気のマジックキャッスルを、テルツェットがゴール直前クビ差差し切った
先に抜け出した1番人気のマジックキャッスルを、テルツェットがゴール直前クビ差差し切った
〈優勝馬プロフィール〉
テルツェット(牝4歳)
馬 主:(有)シルクレーシング
調教師:和田正一郎(美浦)
騎 手:C.ルメール
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ディープインパクト 母・ラッドルチェンド
JRA成績:8戦6勝
JRA獲得賞金:130,257,000円

〈レーストピックス〉
・テルツェットは、本レースは初挑戦で初勝利。JRA重賞レースはダービー卿CT以来の勝利で本年2勝目、通算2勝目。
・(有)シルクレーシングは、本レースは1986年(ロイヤルシルキー)以来の勝利で通算2勝目。JRA重賞レースはラジオNIKKEI賞(ヴァイスメテオール)以来の勝利で本年7勝目、通算76勝目(シルク・有限会社シルク名義を含む)。
・和田正一郎調教師は、本レースは管理馬初出走で初勝利。JRA重賞レースはダービー卿CT(テルツェット)以来の勝利で本年2勝目、通算17勝目。
・C.ルメール騎手は、本レースは2018年(ディアドラ)以来の勝利で通算2勝目。JRA重賞レースは宝塚記念(クロノジェネシス)以来の勝利で本年9勝目、通算116勝目。
・ディープインパクト産駒は、本レースは2019年(ミッキーチャーム)以来の勝利で通算3勝目。本レース3勝はサンデーサイレンス産駒に並ぶ最多勝利数。JRA重賞レースは安田記念(ダノンキングリー)以来の勝利で本年16勝目、通算264勝目。