父譲りの鋭い差し脚で、テルツェットが重賞初挑戦初制覇(第53回ダービー卿CT)

 4月3日、中山競馬場で行われた第53回ダービー卿CT(GⅢ)は、当協会会員、(有)シルクレーシングのテルツェット(牝4歳、美浦・和田正一郎厩舎、M.デムーロ騎手)が11番手から鮮やかに差し切りました。芝1,600m(良馬場)の勝ちタイムは1分32秒6。通算成績は6戦5勝、重賞初勝利になります。
「1勝クラス」から4連勝。418㎏の小柄な馬体から繰り出す軽快なスピードで、外めを回って難なく差し切った
「1勝クラス」から4連勝。418㎏の小柄な馬体から繰り出す軽快なスピードで、外めを回って難なく差し切った
〈優勝馬プロフィール〉
テルツェット(牝4歳)
馬 主:(有)シルクレーシング
調教師:和田正一郎(美浦)
騎 手:M.デムーロ
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ディープインパクト 母・ラッドルチェンド
JRA成績:6戦5勝
JRA獲得賞金:93,816,000円

〈レーストピックス〉
・テルツェットは、JRA重賞レースは初挑戦で初制覇。
・(有)シルクレーシングは、本レースは2018年(ヒーズインラブ)以来の勝利で通算2勝目。JRA重賞レースはシンザン記念(ピクシーナイト)以来の勝利で本年2勝目、通算71勝目(シルク・有限会社シルク名義を含む)。
・和田正一郎調教師は、本レースは管理馬2頭の出走で初勝利。JRA重賞レースは2020年中山グランドジャンプ(オジュウチョウサン)以来の勝利で本年初勝利、通算16勝目。
・M.デムーロ騎手は、本レースは3回目の騎乗で初勝利。JRA重賞レースは2020年NHKマイルC(ラウダシオン)以来の勝利で本年初勝利、通算96勝目。2007年から15年連続のJRA重賞勝利。また、この勝利で史上34人目、現役16人目となるJRA通算1,100勝を達成した。
・ディープインパクト産駒は、本レースは本年の出走馬2頭を含む産駒延べ22頭の出走で初勝利。JRA重賞レースは前週の毎日杯(シャフリヤール)に続く勝利で本年8勝目、通算256勝目。