スマートオーディンが鮮やかに復活。2年9カ月ぶり、重賞4勝目

 2月24日、阪神競馬場で行われた第63回阪急杯(GⅢ)は、当協会会員、大川徹氏のスマートオーディン(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、藤岡佑介騎手)が最後方から豪快に差し切りました。芝1,400m(良馬場)の勝ちタイムは1分20秒3。通算成績は12戦5勝、JRA重賞は2016年京都新聞杯以来2年9カ月ぶり、重賞4勝目になります。
最後方から大外を回って追い込んだスマートオーディン。クラシック有力候補だった逸材が復調した
最後方から大外を回って追い込んだスマートオーディン。クラシック有力候補だった逸材が復調した
〈優勝馬プロフィール〉
スマートオーディン(牡6歳)
馬 主:大川徹氏
調教師:池江泰寿(栗東)
騎 手:藤岡佑介
生産者:スカイビーチステーブル(新冠町)
父・ダノンシャンティ 母・レディアップステージ
JRA成績:12戦5勝
JRA獲得賞金:1億8,091万2,000円

〈レーストピックス〉
・スマートオーディンは2015年東京スポーツ杯2歳S、2016年毎日杯、京都新聞杯に続き、重賞4勝目。
・大川徹氏は2017年京都大賞典(スマートレイアー)以来のJRA重賞勝利。阪急杯は初勝利。
・池江泰寿調教師はきさらぎ賞(ダノンチェイサー)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。阪急杯は初勝利。
・藤岡佑介騎手は2018年函館記念(エアアンセム)以来のJRA重賞勝利。阪急杯は初勝利。
・ダノンシャンティ産駒は2016年京都新聞杯(スマートオーディン)以来のJRA重賞勝利。阪急杯は初勝利。
・阪急杯が芝1400m戦となった2006年以降の勝ち馬では、スマートオーディンの上がり3ハロン33秒4が最速タイム。2007年プリサイスマシーンの34秒3を0秒9更新した。
・過去10年で阪急杯と高松宮記念を連勝したのは2013年ロードカナロア、2014年コパノリチャードの2頭。2011年阪急杯勝ち馬サンカルロ、2016年勝ち馬ミッキーアイルが直後の高松宮記念で2着、2010年勝ち馬エーシンフォワードは3着と好走しており、阪急杯は重要なステップレースとしての役割を果たしている。