同世代には負けられない。ダービー馬ワグネリアンが貫禄勝ち(第66回神戸新聞杯)

 9月23日、阪神競馬場で行われた第66回神戸新聞杯(GⅡ)は、当協会会員、金子真人ホールディングス(株)のワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、藤岡康太騎手)が7番手から差し切りました。良馬場の勝ちタイムは2分25秒6。通算成績は7戦5勝、JRA重賞は日本ダービーに続き本年2勝目(通算3勝目)になります。
逃げたメイショウテッコン(緑帽)を交わし、秋初戦を白星で飾ったワグネリアン
逃げたメイショウテッコン(緑帽)を交わし、秋初戦を白星で飾ったワグネリアン
〈優勝馬プロフィール〉
ワグネリアン(牡3歳)
馬 主:金子真人ホールディングス(株)
調教師:友道康夫(栗東)
騎 手:藤岡康太
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ディープインパクト 母・ミスアンコール
JRA成績:7戦5勝
JRA獲得賞金:3億6,085万5,000円

〈レーストピックス〉
・金子真人ホールディングス(株)は日本ダービー(ワグネリアン)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。神戸新聞杯は2004年(キングカメハメハ)、2005年(ディープインパクト)に続き3回目の勝利(金子真人氏名義を含む)。
・友道康夫調教師は日本ダービー(ワグネリアン)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。神戸新聞杯は初勝利。なお、2着のエタリオウも友道康夫調教師の管理馬で、神戸新聞杯における同一厩舎の1、2着独占は、1958年伊藤勝吉厩舎(タカハル・シヤチオー)、1974年服部正利厩舎(キタノカチドキ・ニホンピロセダン)以来、44年ぶり3回目。
・藤岡康太騎手はダービー卿チャレンジT(ヒーズインラブ)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。神戸新聞杯は初勝利。なお、藤岡康太騎手は、この勝利でJRA通算500勝を達成した。
・ディープインパクト産駒は京成杯オータムH(ミッキーグローリー)、ローズS(カンタービレ)に続く3週連続のJRA重賞勝利で、本年21勝目。神戸新聞杯は2016年(サトノダイヤモンド)以来、2年ぶり2回目の勝利。
・日本ダービー馬の神戸新聞杯制覇は2017年(レイデオロ)に続き、2年連続7回目。また、2004年以降、出走機会9回連続連対を果たしている(2004年キングカメハメハ1着、2005年ディープインパクト1着、2006年メイショウサムソン2着、2008年ディープスカイ1着、2010年エイシンフラッシュ2着、2011年オルフェーヴル1着、2014年ワンアンドオンリー1着、2017年レイデオロ1着、2018年ワグネリアン1着)。
・今回、皐月賞馬エポカドーロ(4着)も出走していたが、神戸新聞杯で皐月賞馬とダービー馬が対決するのは18年ぶり3回目。1976年は皐月賞馬トウショウボーイが1着、ダービー馬クライムカイザーが2着、2000年はダービー馬アグネスフライトが2着、皐月賞馬エアシャカールが3着だった。なお、3回とも皐月賞馬が1番人気で、ダービー馬が2番人気だった。