3歳馬の新潟記念制覇は35年ぶり。秋の飛躍を誓うブラストワンピース(第54回新潟記念)

 9月2日、新潟競馬場で行われた第54回新潟記念(GⅢ)は、当協会会員、有限会社シルクレーシングのブラストワンピース(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎、池添謙一騎手)が11番手から大外を回って差し切りました。良馬場の勝ちタイムは1分57秒5。通算成績は5戦4勝、JRA重賞は毎日杯に続き本年2勝目(通算2勝目)になります。
後方3番手を進み、外ラチ沿いを豪快に追い込んだブラストワンピース
後方3番手を進み、外ラチ沿いを豪快に追い込んだブラストワンピース
〈優勝馬プロフィール〉
ブラストワンピース(牡3歳)
馬 主:(有)シルクレーシング
調教師:大竹正博(美浦)
騎 手:池添謙一
生産者:ノーザンファーム(安平町)
父・ハービンジャー 母・ツルマルワンピース
JRA成績:5戦4勝
JRA獲得賞金:1憶1,714万8,000円

〈レーストピックス〉
・有限会社シルクレーシングは関屋記念(プリモシーン)に続くJRA重賞勝利で、本年10勝目。新潟記念は初勝利。
・大竹正博調教師は中京記念(グレーターロンドン)に続くJRA重賞勝利で、本年3勝目。新潟記念は初勝利。
・池添謙一騎手は函館スプリントS(セイウンコウセイ)に続くJRA重賞勝利で、本年4勝目。新潟記念は初勝利。
・ハービンジャー産駒は札幌2歳S(ニシノデイジー)に続く2日連続のJRA重賞勝利で、本年6勝目。ハービンジャー産駒の2日連続のJRA重賞勝利は、本年7月28日小倉サマージャンプ(ヨカグラ)・7月29日クイーンS(ディアドラ)に続き2度目。新潟記念は初勝利。
・3歳馬による新潟記念勝利は1983年(アップセッター)以来35年ぶり3頭目。
・単勝①180円(1番人気)、馬単①-⑤1,590円(5番人気)は、それぞれ新潟記念の式別最低払戻金額。
・第54回新潟記念のパドックで“もっとも美しく手入れされた馬を担当する厩舎スタッフ”の努力を称え表彰する「ベストターンドアウト賞」の審査が行われ、ブラストワンピースの八木大介調教助手(大竹正博厩舎)が受賞した。審査委員は本間勲氏(アルビレックス新潟)と尾形充弘氏(元JRA調教師)。
・本年のサマー2000シリーズは新潟記念をもって終了となり、13ポイントを獲得したメドウラーク(牡7歳、栗東・橋田満厩舎)がシリーズチャンピオンとなった。シリーズ成績は七夕賞1着、小倉記念11着、新潟記念5着。メドウラークの関係者に対し、褒賞金として馬主に3,200万円、厩舎関係者に800万円が交付される。