日本レコードに0秒1差まで迫る好タイム。アレスバローズが重賞2連勝(第53回北九州記念)

満を持して内から鋭く抜け出したアレスバローズ。菱田裕二騎手に初重賞をプレゼント
満を持して内から鋭く抜け出したアレスバローズ。菱田裕二騎手に初重賞をプレゼント
 8月19日、小倉競馬場で行われた第53回北九州記念(GⅢ)は、当協会会員、猪熊広次氏のアレスバローズ(牡6歳、栗東・角田晃一厩舎、菱田裕二騎手)が8番手から差し切りました。良馬場の勝ちタイムは1分6秒6のレースレコード、通算成績は27戦7勝、前走のCBC賞に続き重賞2連勝を達成しました。
〈優勝馬プロフィール〉
アレスバローズ(牡6歳)
馬 主:猪熊広次氏
調教師:角田晃一(栗東)
騎 手:菱田裕二
生産者:ヤナガワ牧場(日高町)
父・ディープインパクト 母・タイセイエトワール
JRA成績:27戦7勝
JRA獲得賞金:1憶8,255万9,000円

〈レーストピックス〉
・猪熊広次氏はCBC賞(アレスバローズ)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。北九州記念は初勝利。
・角田晃一調教師はCBC賞(アレスバローズ)に続くJRA重賞勝利で、本年2勝目。北九州記念は2015年(ベルカント)以来、3年ぶり2回目の勝利。
・菱田裕二騎手は93回目の騎乗でJRA重賞初勝利。これまでは2015年フィリーズレビュー(ペルフィカ)、2017年ニュージーランドT(メイソンジュニア)での2着が最高成績。
・ディープインパクト産駒は関屋記念(プリモシーン)に続くJRA重賞勝利で、本年16勝目。北九州記念は初勝利。
・勝ちタイムの1分6秒6は北九州記念のレースレコードで、アグネスワールドが1999年に小倉競馬場で記録した日本レコード(1分6秒5)に0秒1差まで迫る好タイム。
・アレスバローズはサマースプリントシリーズ第2戦のCBC賞に続き、第4戦の北九州記念を制したが、これまで同シリーズの対象レースを2勝した馬は9頭中8頭がシリーズチャンピオンに輝いている。2007年優勝サンアディユ(アイビスサマーD、セントウルS)、2008年優勝カノヤザクラ(アイビスサマーD、セントウルS)、2010年優勝ワンカラット(函館SS、キーンランドC)、2011年優勝エーシンヴァーゴウ(アイビスサマーD、セントウルS)、2011年2位カレンチャン(函館SS、キーンランドC)、2012年優勝パドトロワ(アイビスサマーD、キーンランドC)、2013年優勝ハクサンムーン(アイビスサマーD、セントウルS)、2014年優勝リトルゲルダ(北九州記念、セントウルS)、2015年優勝ベルカント(アイビスサマーD、北九州記念)。