左前肢の屈腱炎を克服して、エアアンセムが念願の重賞初制覇(第54回函館記念)

 7月15日、函館競馬場で行われた第54回函館記念(GⅢ)は、当協会会員、株式会社ラッキーフィールドのエアアンセム(牡7歳、栗東・吉村圭司厩舎、藤岡佑介騎手)が4番手から抜け出しました。良馬場の勝ちタイムは1分59秒8、通算成績は27戦5勝、重賞初制覇になります。
エアアンセムが計ったように抜け出し、サクラアンプルールの追撃を振り切った
エアアンセムが計ったように抜け出し、サクラアンプルールの追撃を振り切った
〈優勝馬プロフィール〉
エアアンセム(牡7歳)
馬 主:株式会社ラッキーフィールド
調教師:吉村圭司(栗東)
騎 手:藤岡佑介
生産者:社台ファーム(千歳市)
父・シンボリクリスエス 母・エアマグダラ
JRA成績:27戦5勝
JRA獲得賞金:1憶6,991万8,000円

〈レーストピックス〉
・株式会社ラッキーフィールドは2017年富士S(エアスピネル)以来のJRA重賞勝利。函館記念は2003年(エアエミネム)以来2回目の勝利。
・吉村圭司調教師は2017年エプソムC(ダッシングブレイズ)以来のJRA重賞勝利。函館記念は初勝利。
・藤岡佑介騎手はNHKマイルC(ケイアイノーテック)に続くJRA重賞勝利で、本年5勝目。函館記念は2008年(トーセンキャプテン)以来2回目の勝利。
・シンボリクリスエス産駒はユニコーンS(ルヴァンスレーヴ)に続くJRA重賞勝利で、本年3勝目。函館記念は初勝利。
・2006年にスタートしたサマー2000シリーズは2018年で13回目を迎えるが、函館記念の優勝馬はトランスワープ(2012年)、トウケイヘイロー(2013年)、ダービーフィズ(2015年)の3頭が同シリーズを制している。