オジュウチョウサンが中山グランドジャンプ3連覇。J・GⅠ、重賞最多連勝記録も更新(第20回中山グランドジャンプ)

 4月14日、中山競馬場で行われた第20回中山グランドジャンプ(J・GⅠ)は、当協会会員、株式会社チョウサンのオジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎、石神深一騎手)が後続に2秒4の大差をつけて、J・GⅠ5連勝を達成しました。勝ちタイムの4分43秒0はこれまでの記録を3秒6更新する中央競馬レコード。障害重賞9連勝、通算成績は22戦12勝(うち障害20戦12勝)になります。
最終4コーナーで先頭に立ったオジュウチョウサンが後続に2秒4の大差をつけた
最終4コーナーで先頭に立ったオジュウチョウサンが後続に2秒4の大差をつけた
アップトゥデイト(左)をぴったりマークするオジュウチョウサン(中央)
アップトゥデイト(左)をぴったりマークするオジュウチョウサン(中央)
〈優勝馬プロフィール〉
オジュウチョウサン(牡7歳)
馬 主:株式会社チョウサン
調教師:和田正一郎(美浦)
騎 手:石神深一
生産者:坂東牧場(平取町)
父・ステイゴールド 母・シャドウシルエット
JRA成績:22戦12勝(うち障害20戦12勝)
JRA獲得賞金:5億3,307万3,000円(うち障害5億3,307万3,000円)

〈レーストピックス〉
・オジュウチョウサンは2016年から中山グランドジャンプ3年連続勝利で、通算3勝目。2005~2007年に3勝したカラジと並ぶ最多勝利。
・オジュウチョウサンは2016年中山グランドジャンプからJ・GⅠ5連勝で、通算5勝目。自身の持つJ・GⅠ最多優勝回数を更新(1999年の障害グレード制導入以降)。
・オジュウチョウサンは2017年中山大障害に続くJRA障害重賞勝利で、通算9勝目。障害重賞9勝はコウエイトライ(8勝)を抜き、歴代単独1位。
・オジュウチョウサンはJRA重賞最多連勝記録も更新。平地を含め重賞9連勝は、テイエムオペラオーが持つ重賞最多連勝記録(8連勝)を塗り替えた。
・オジュウチョウサンは障害競走賞金も歴代1位。今回の勝利で、障害競走での獲得賞金は5億3,307万3,000円となり、ゴーカイ(5億224万4,000円)の記録を上回った。
・株式会社チョウサン、和田正一郎調教師、石神深一騎手は2016年から中山グランドジャンプ3年連続勝利で、通算3勝目。J・GⅠは2016年中山グランドジャンプから5連勝で、通算5勝目。J・GⅠ5勝は馬主・調教師・騎手の各部門で歴代単独最多勝利(1999年の障害グレード制導入以降)。JRA重賞は2017年中山大障害(オジュウチョウサン)以来の勝利で、本年初勝利。
・ステイゴールド産駒は2016年から中山グランドジャンプを3年連続勝利(オジュウチョウサン)し、通算4勝目。JRA重賞は阪神大賞典(レインボーライン)に続く勝利で、本年4勝目。
・払戻金の枠連⑤-⑦130円、馬連⑥-⑨130円、ワイド⑥-⑨110円、馬単⑥-⑨200円、3連複③-⑥-⑨290円、3連単⑥-⑨-③570円は、それぞれ中山グランドジャンプの式別最低払戻金額。なお、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単はGⅠ(J・GⅠを含む)史上最低払戻金額を更新。